「原発をつくらせない山口県民の会」が県内キャラバン
山口県高教組も加盟する「原発をつくらせない山口県民の会」は、5月17日18日に上関町から30キロ圏内にかかる5市4町を訪問し、上関原発建設の中止を求める自治体キャラバンを行いました。
①中電に対して上関原発の建設計画を断念するよう求めること ②新規原発建設に反対する姿勢を明確にすること の二点を申し入れし、副市長や町長、総務部長などと懇談。
上関町を除く周辺自治体(4市4町)からは、原発は国策の問題としながらも「事故は二度とあってはならないこと」「自然災害には想定外というのはない」「本音は上関原発ができたら困る」「町民の避難はできない」などとの発言があり、すべての自治体で「国がエネルギー施策を見直す」としたことに期待感を示していました。
また上関町は「賛否両論ある中で、住民の意向をふまえ議会の誘致決議で決められているので、今後の議会での判断が重要だと思う」「事故以降、準備行為は中断している」「国の対応を注視していきたい。いち早く収束していただくことを願うものである」との回答にとどまりました。