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被爆80年 平和行進県庁前集会に80人 

 7月7日に広島県から山口県和木町に引き継いだ国民平和大行進。11日の山口県庁前集会には、県庁職員含む80人が参加しました。大久保雅子県実行委員長はあいさつで、「世界では核兵器禁止条約に半数の国が署名しているもと、日本政府は未だ条約に署名せず、また、国内では自治体で条約への署名・批准を求める意見書採択がまったくなされていないのは山口県のみです」と指摘。「核兵器廃絶の声をあげなければ、私たち自身も戦争の加担者になってしまいます。核兵器廃絶の声をあげましょう」と訴えました。

 集会では山口市被団協の永野さんもあいさつ。永野さんは「日本被団協がノーベル平和賞を受けたのは被爆の惨禍を示し戦争反対・核兵器廃絶を永年訴えてきたことへの敬意とともに、現在戦争の懸念がある中でその訴えをますます広げることにあったと思う」とあいさつがあり、「平和を愛するみなさんと会えてよかった」「みなさんの運動がうれしい」との感想が寄せられました。行進を出迎えた山口県からも30人の職員が参加。県からは「核兵器廃絶は全世界共通の願いであり、安全を守る自治体の立場から、平和教育、国際交流など貢献したい」と決意が語られました。その後、平和行進は山口市宮野にある原爆死没者之碑前で献花、黙とう。核兵器廃絶を誓い合いました。